puti-pudding の冷凍庫

過去も未来も現在も。少しだけ人と変わってるかも。

大学に再入学して再びホストにも再入学

ホストにいかなくなってすぐ先輩にフィンランドに誘われて、旅行に行ったらスノーモービルで事故りました。

 

でもすごく楽しかったので、運転に興味が湧いて、車の免許を取った。

 

サーフィン始めてみたり、

ドライブによく出かけるようになって、

 

ホスト以外の世界に復帰!

←まぁそれも一年半でまたホストに復帰しちゃうんですけどね??

 

ホストクラブでは、依存体質を作るために、外界と縁を切るように仕向けてくるので、

 

友達ともまったく会う時間がなかったし、連絡取ると怒られていたので、

 仲のいい友達ともこの一年半の間に久し振りに会ったりして、

 

暴力ホストを卒業した2005年〜2007年の一年半くらいの間は私も普通の人だった。

 

シナリオセンターに通ってみたりもしたし、大学にもう一度入り直したし、生活が毎日充実していて、本当に楽しかった!

ちょっと前までホストに殴られてあざだらけで鬱病気味になって泣いてたとは思えない!真逆の平和な世界へ!

 

吉原で働いてることを除いては。

 

なのではたから見た感じは普通の生活をしてたと思う。

 

吉原にはスーパーコピーのお店が当時あって、もう摘発されてしまったけど、

そこでスーパーコピーのエルメスバーキンを7万で買ってみたり、ダイヤのついたロレックスを4万で買ってみたりもした。

 

それを大学に持って行ったりしてたので、はたから見て本当に普通だったかどうかはわからないけど自分の中ではこの時期すごく普通の大学生だったと思っている。

 

余談ですが、昔は宝石屋さんや、化粧品屋さん、ドレス屋さんも待機室に出入りしていて、待機してる女の子に売るんです。分割払いも可能笑笑  

 

ここから、二番目のホストに再入学したきっかけになった友達の話をします。

 

21歳の時、前に書いた、お金をだまされまボーイさんに紹介された忙しい店で働いてた時、みずきちゃんに出会った。

 

そのお店は私と同じようにお金に忙しい女の子が集まっていて、たまたま年齢も似通っていたので、女の子同士がすごく仲良くなりました。

 

仕事が終わって飲みに行ったり、家に泊まりに行ったり、カラオケ行ったりとか。

私のその暴力ホストのお店についてきて、ホストにいい加減にしろ!と文句言ってくれた女の子もいた。

 

まぁ、そんなこと言っても、ホストが、「なんであんな女連れてきたんだよ!あんな女とはもう仲良くするな!」と言うもんだから、

かばってくれる人が1人2人といなくなっていたんだけど。

 

その時のメンバーで、カラオケでとてもノリがよくて気に入った友達1人だけとはなんとなく連絡を取っていた。

 

みずきちゃん。

 

みんな、人が歌ってる時は食事頼んだりして人の歌なんて聞いてなかったけど、

みずきちゃんは、

 

安室奈美恵のユアマイサンシャインで、(YO)のところを必ず言ってくれるというノリの良さ!

 

あとはトンチンカンなぶっ飛んだところがあって、意外と面倒見が良くて私と正反対にハキハキしてるところが好きだった。

 

暴力ホストは4年半貢いで終わったのだけど、その何倍も貢ぐことになる人にであったきっかけはこの人なのですが、

 

みずきちゃんのエピソードも先に紹介します。←ちなみに本名じゃありません。

 

まず、ポン中であるときがある。やめている時もある。でもなぜか私にはそういうのを勧めてきたことがありませんでした。クラブもよく行ってたみたいだけど、連れて行ってくれたことはないし。

 

性欲が強くて日サロに行くとマシーンでオナニーするらしいし、イケメンを逆ナンとかして普通に一晩やるだけとかやってたらしいし、私そういうの嫌いだから、本当にまったくノリが違うので、

 

なぜ私とたまに会って一緒に食事したりしてたのかわかりません。

 

でも正反対の人ってなんか惹かれる。

 

吉原の近くのコントってラーメン屋さんに連れてってくれた時の話。芸人のあずまっくすの親戚がやってるお店です。

 

「あんた、ここ、餃子がうまいんだけど、ラーメンはまずいから絶対ラーメンは頼んじゃダメだよ!」と耳打ちされ、

 

店に入ると、なぜか餃子とラーメンを頼むみずきちゃん。

 

え?と思って、こっそり、「さっきラーメンはまずいって言ってたじゃん!」と言うと、

 

「本当にまずかったか確かめたくなった!」とのこと。そして一口たべて、「やっぱりまずい!」と言って残していた。

 

またある時、吉原の金ずしという寿司屋さんで。

カウンターに座って、狭い店なので目の前に大将がいるのに、「ここ、味落ちたべ←北海道弁」と言ってきた。

 

私は、

「私もたしかに前より美味しくないとおもったけど、聞こえるじゃん!やめてよ!」と思って、

 

「えー?美味しいじゃん」と言ったら、

 

みずきちゃんは

「は?じゃああんたこれ食べなよ」と言ったのでイカ刺しは私が食べた。

 

一通り食べ終わって、急に「アイス食べたい」と言い出して、アイスなんてメニューにないのに、金ずしの人も味落ちた、と言われて気を遣ったのか、

孫に用意してる雪見だいふくのバラエティパックのやつの一つをくれた。

 

店を出て、私が、「なんで味落ちたとかいうの?聞こえるじゃん!」と言ったら、

みずきちゃんが急に笑いだして、

「だからあんた美味しいとか言ったんだ!舌がおかしくなったのかと思ったよー!あはははは!あの大将、耳悪いから大丈夫だよ!あははは!」

 

と言って、アイスに気を良くしたみずきちゃんはその翌日もその翌日も金ずしにいこうと誘ってきた。

 

みずきちゃんは、美味しくないと思っても、そこそこ空いてて、すぐ入れて融通がきくお店が好きなのです。

 

美容院に焼酎持ってくし、予約してないのに強引に、シャンプー台でいいからすぐ切ってくれた前髪切らせるし、そういうわがままが許されるお店には足繁く通うのです。

 

そんな変わった子。

最終的にはかなり振り回された。

面白いなぁーと思って、好きだったから、私も言いなりになってたけど、結局は数年前にお金を脅されて私の親からお金を取るという事態へ。

 

それはまだまだ先のこと。

 

そんなみずきちゃんの行きつけに、私の誕生日に強引に連れられて行った話。一年半はホストに行かなかったんだけどなぁ。

これが12年くらい前。

またつづく。