ソープで働き始めたきっかけpart16
タバコジュー事件について。
タバコジューとは、タバコをジューっとやるやつです。
私、根性焼きとか見たこともしたこともなかったので、したことがある人からしたら、そんなに衝撃じゃないかもしれませんが私はびっくりしました!
よくあるパターンですが、
私は暴力と稼がなきゃいないと追い詰められたこと、ホストに行けばお店で他の女の子には嫉妬しないでおとなしく席で我慢して、
お金はたくさん使って売り上げあげてあげて、綺麗な遊びかたをして、他の女の子の見本になるよう言われて帰って、
また好きでもない男の人を相手にする、というの毎日で、かなり切羽詰まっていて、
追い詰められてリストカットをするようになりました。あまり聞きたくない話だと思いますし、会いたくない話でもありますが。事実を伝えるために。
初めてそれをやるきっかけってなんだったかわかりませんが、
睡眠障害になって、最初、デパスとハルシオンを処方されていました。
デパスを大量に飲んで救急車に運ばれたこともあります。
そんな感じで、家にあったデパスをたくさん飲んで、ワインを飲んで、ふらふらになって、
家にたまたまあったキレの悪い包丁で、お腹を傷つけてみたんです。
あまり切れない包丁だったから、すこしすり傷になりしかなりませんでしたが、なにか気分がスッキリしました。
そこからやはり定番の左の腕の内側に線を横に引く感じで包丁をいれてみましたが、キレが悪く、すり傷ができ、
安定剤デパスとお酒で痛みが和らいでいるところに包丁で軽くキズをいれて。それを何回も繰り返していたら、左の手の内側にたくさん傷ができて、スッキリするようになりました。
お店に行くと、そのホストが他の席で他の女の子とイチャイチャするので見たくなくてすごくストレスで、行かない方がよっぽど仕事を頑張れるのじゃないかと思っていました。
でも、もともと売れないホストで、私以外にお客さんは月に一回くる女の子がたまにできるくらいで、ほぼ毎日いかないとお茶を引いてしまうので、
行かないといけない。
またホストの方も、私があまり他の女の子に仕事してると嫌がるので、他の女の子にはあまり営業しなくなっていました。その分私の負担は増えるし悪循環でした。
なので、他のホストのヘルプで頑張ってるだけなんですが、
その嫉妬を本人に愚痴るともちろん殴られるので言えず、
他のヘルプのホストにしょっちゅう愚痴っていました。でも、あまり言うとヘルプも愚痴ばかり聞いてても疲れるし、
私の席に着くと楽しいと思ってもらえる楽なテーブルにしなきゃいけないとそのホストにも言われていたので、言わないようにしたりとか、ヘルプに気を使うのでお店に行くと本当に疲れて…
それでストレスのぶつけ先が手に傷をつけることになり、その時、たまたまそのホストが、合鍵で私の家に来ました。
それをみてびっくりしたようで、急に優しくなりました。その日は終始暴力もなく平和でした。
殴られてたときに、包丁をホストに向けたこともあります。そしたら、古畑任三郎の真似をして笑わせて来て、その場が終わったこともありました。
とにかく、リストカットをすると、傷を見ると、殴らないということがわかり、そのあと何度か繰り返しましたが、
いつも助けてくれるお店の代表が、ある時、お店で、私の腕を見て、
「またこんなことやったのか?」と言いました。
眠剤、安定剤、あと、合法ドラッグも出せよといわれ、代表に全て渡しました。
合法ドラッグは、風林会館の前ででかでかと看板出して昔売ってましたので、
わたしにはその時薬をやっている友達がいなくて、他の薬はやるきっかけもなく、
興味本位でそのお店で合法リキッド2万くらい買ってみたことがあります。もし精神的に楽になるのならと思って買ったのですが、それは、本当に飲んでもなにも起こらないくらい本当に合法のリキッドだったと思います。
とにかく持ってたそれらを代表に私、
代表は私の腕のリストカットを見て、
「お前、最近こーいうことばかりやってるらしいな。俺にも昔こういう女がいたよ。」
「構って欲しいだけなんだろ?」
「でもな、これをやられた時の周りのやつの気持ち考えたことあるのか?どんな気持ちになるんだよ!」
ここで、
代表が手に持ってたタバコを代表の手にジューーーーっとタバコの火種のところを手に押し付けたのです。
タバコジューーーー!です。
きょえええーー!!と思いました。
しばらくジューーーーとやってました。私は衝撃うけて開いた口が塞がらなかったら。
そしてら代表が
「お前、これ見てどう思うんだ?嬉しいか?身近な人間が、自分の体痛みつけてるの見て楽しいか?」と言われて、
「楽しくないです。本当にすみません。代表は痛くないですか?」といったら
「痛くねーよ。お前、二度とリストカットやるなよ。周りの気持ち考えろよ。」
と言ってた、
代表の手は水ぶくれができていた。
他の席の自分の指名の女の子に、手、どうしたの?ときかれても
あー、なんでもないと言ってるのが聞こえました。
これから、二度とリストカットをするのはやめました。代表がそこまでしてくれたので二度とやったら根性焼きが無駄になるからです。
辛くてもリストカットで逃げるというは二度としませんでした。
代表に感謝してることはたくさんあるのですが、これが私の中で一番大きな感謝に値する行為でした。
代表は、私の指名者が働いてるお店の代表ではあるけど、私がなにしてようが、代表とは全く関係ないのですが、ここまでできるかな、と思って衝撃でした!