ソープで働き始めたきっかけ その2
留学資金を貯めるため働き始めたキャバクラ。
仕事終わりに同じキャバクラで働いてるギャルっぽい女の子に
「今日、私の彼氏をどうしてもリエ(私の当時の源氏名。時代がバレる名前。)に紹介したいんだよね」
と急に言われた。
当時の私は「え?なんで私に?」
と思った。
さらに「ホストクラブなんだけど、絶対5000円
しかかからないから。」と言われた。
当時、2000年頃かな?
男はガングロでロン毛が流行っていた。
私はギャル男みたいな男があまり得意じゃなくて(今でいうパリピみたいな感じ?笑)、
さらに言うと、ホストに対してはかなりの偏見を持っていた。
「女の子が働いたお金を商売にするなんて最低な仕事」と。
↑これはだいぶ偏見で、今ではどんな仕事もお金をもらうのは大変だということもわかります。
どっちにしても、ギャル男に興味がなかったし、むしろ絶対にホストクラブになんて行きたくなかった。
「絶対に行かない!」と何度か拒否したと思うのですが、
向こうが、
「絶対に5000円で済むし、
すごく気に入ってる彼氏をどうしてもリエに見て欲しい」
とものすごい勢いでお願いしてきたので、
折れてしまった。
結局その日、人生ではじめてホストクラブに行った。
ホストクラブR
当時、そのお店には、歌舞伎町で有名なスター選手が集まっていたので、お店はいっぱいだった。
そのキャバ嬢の名前は美礼。
美礼の彼氏というのは、そんなスター選手がひしめくお店の中で全く売れないホストだった。
見た目もどちらかと言えばブサイクだし。
だけど、トークが半端なくて、
お店に着いた瞬間、そいつのマシンガントークでもてなされ、普通に笑ってしまった。
ギャル男でもなかったし、普通に面白い男だった。
ただ気になったのは、やたらわざとらしく美礼の身体にボディタッチすること。
ちょっとスカートめくってみたり、かわいいーな、と胸ちょっとのぞいたり…
そのたびに美礼が嬉しそうに喜んでいて、
私はちょっと引き気味でそれを見ていました。
軽い男だなぁ、と。
あ!そのホスト、ふみやって名前だった。思い出した笑 時代を感じます…
出会った馴れ初めも、歌舞伎町一番街かどこかの当時キャッチばかりしてるところで「結婚してくれ!」と急にふみやに声をかけられたことだとか…(急に結婚して、とか言うものかな?と思ったけど、美礼は嬉しそうに話していた)
仕事が終わったのが朝の5時で、ホストクラブに着いたのは、
朝の6時前くらいだったのかな?とにかくその日は、どのテーブルも、ドンペリが何本も入りまくっていて、
当時ドンペリゴールドは一本30万だったかな?普通に1人のお客さんがゴールを3本ずつ入れるような感じだった。
そのためお店はシャンパンコールの嵐。
忙しそうで、声が響いて会話もほとんどきこえないレベル。
写真でだれか呼びたい人いますか?ときかれた。
でもホストに全く興味がなかったので、誰も席につかなくていいです、と言った。
特に私が誰かを選んで席について欲しいとリクエストしなかったため、
さらに、ふみやが売れないホストだったこと、
お店がとても忙しかったことなどで、
特に売れているホストや役職が上の人が席につくことはなく、
私の隣には、ふみやと同等くらいの新人のようなホストがひっきりなしに順番にたくさんついた。
とにかく、みんなすごかった。
ドンペリの嵐でみんな酔っ払ってたのかもしれないけど、隣に着いたら抱きついてキスしてくるのは当たり前で、
携帯をとにかくしつこくきかれて、
グイグイくる感じがすごかった。
酔ってたからなのか、新人だったからそういうマナーがなかったのか、もしくは必死にお客さんをつかみたかったのかもしれない。
とにかくみんな一生懸命という感じが伝わってきた。
そんな初対面で好きとかになるわけないので、
頑張って女の子にいちゃついてる感じがすごかった。
周りにあまりそんな男の人がいなかったので、あまりにもびっくりしてなんなんだろう?と興味をひかれてしまった。
あんなグイグイくる人普段なかなかいない…!
当時の私はまだ断り方とか知らなかったので、
全員に携帯を教えてしまった。
そして、さらに、
美礼が
「ねー!ドンペリいれていい?」と言ってきた。
私は美礼が勝手にすればいいと思って、「どーぞ」と言ったんだけど、
勝手に伝票が割り勘になっていた!
初回料金と言って、普通、初めてそのお店に行くお客さんは初回料金(当時Rは初回料金5000円)でいいんだけど、
どういうわけか、勝手に自分のシャンパン代を割り勘にしていた…
私は訳もわからず5000円ではなく、25000円くらい確か取られた笑
そこからがこの18年のホスト生活の始まり。
5000円でいいよ、
がこの後…